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手紙を書く素晴らしさ

ウグイスやホトトギスの鳴き声を聞きながら、早朝すがすがしい雰囲気の中で手紙を書くのは何とも言えない充実感があります。愛用の手作り万年筆のキャップをまわす時の感触はボールペンでは絶対味わえないものです。毎日多い時は10通、少ない時でも2、3通は書きます。これも日課になっています。今日も手紙を書き終え、充実感いっぱいの気持ちでこのコラムを書いています。

私の手紙の印は独特です。最初は最後の自分の名前の上に自分の姓名を彫った印だけを押していましたが、今では文の最後に「誠」の印、手紙の最初の相手の名前の上に「妙」、下に「磨魂精舎」の印と全部で4個の印を押しています。なぜそんなにたくさん押すのかと聞かれそうですが、できる限りまごころを伝えたいからです。印を押す度に「書かせていただいてありがとうございます」と心の中で言うようにしています。封をする時には自分のまごころも一緒にという意味で、息をふっと入れることにしています。これは坂村真民先生から教わりました。パソコンでは絶対できません。

封筒の表書も独特です。その時々に大切にしている言葉を大きなマルの中に書くことにしています。今日は「妙心妙花」と「絆」を書きました。そしてその下には必ず「ありがとうございます」と書くことにしております。自慢に聞こえるかもしれませんが、私の封筒の表紙を大切に取っている方が結構いるようです。中には社長室に飾って元気をもらっているという方もおられます。早朝の精気、霊気がこもっているからかもしれません。又、これも私独自のものですが、手紙の最後には「敬具」「合掌」「感謝」などではなく、「妙」と書かせていただいております。「妙」とは、書かせていただく不思議さと素晴らしさ、という意味が込められています。

「少年の主張」で発表された中学1年生の次の文は考えさせられます。

「最近、携帯電話やパソコンなどが開発されて生活が便利になってきています。でもその分、相手と目と目を合わせて話す機会が少なくなってきていると思います。毎日のように繰り広げられるメールのやりとり、私もつい家族の携帯電話を借りてメールを送ったこともありました。けれど、そんなときよく気がつくことがあります。それは「こんなに小さなデジタル文字で本当に気持ちが伝わるのだろうか」ということです。急いでいる時は仕方ないけれど、でも今はみんな暇さえあればピコピコとメールを打っています。そんななから家族との絆やいろんな人たちとの触れ合いが失われているのではないでしょうか」

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